規格
- JIS B 1101 すりわり付き小ねじ 付属書
- JIS B 1111 十字穴付き小ねじ 付属書
頭部形状
対象形状： なべ小ねじ，皿小ねじ，丸皿小ねじ，トラス小ねじ，バインド小ねじ，丸小ねじ，平小ネジ，丸平小ねじ
対象形状： なべ小ねじ，皿小ねじ，丸皿小ねじ，トラス小ねじ，バインド小ねじ
等
- JIS B 0205 一般用メートルねじ
- JIS B 0206 ユニファイ並目ねじ
- JIS B 0208 ユニファイ細目ねじ
- JIS B 0206-1965（旧JIS） ウィットねじ
- JIS B 0205-1957（旧JIS） 旧JISメートルねじ
ねじ山形
等
用途
特に決まった用途はないため様々な場所に使用されています。
頭部形状やねじ山規格、材質や表面処理などにより必要に応じて使い分けられています。
特徴
小ネジ類はねじの外径が比較的小さな頭部のあるおねじの事を指し、めねじが付いている部材やナットと対になって使用されます。JIS上は呼び径(ねじ部の径)8�舒焚爾�規格化されていますが流通しているものは呼び径8�舒幣紊發△蠅泙后�「ビス」と呼ばれる事もあります。
小ネジの頭部形状には様々な種類があり、同じめねじに使用する小ネジでも必要に応じて選定することができます。
また、ねじ山の規格や材質にも種類があります。
寸法表記
＜ 寸法表記 ＞
＊小ネジの呼び長さ(L)の表記の基本的な考え方は下記の通りです。
- なべ小ネジ等（皿小ねじ類以外）
- 皿小ネジ
- 丸皿小ネジ
首下長さと呼ばれ、頭部の座面からねじ部先端までの長さを表しています。
頭部上端からねじ先端までを含む全長を表しています。
頭部のアール形状部分を含まず、皿形状の最外径部からねじ部先端までの長さを表しています。
皿小ネジ・丸皿小ネジは同じ呼び長さ(L)でもねじ部の長さは、他のなべ小ネジ等の部材から頭が出る小ネジに比べて短くなります。分かりやすい判別方法としてはねじの図面上に「L」と記載されている部分が呼び長さになると覚えておけば間違いありません。また半ねじ(軸部全部にねじが切られていないねじ)も存在しますが、この場合もねじが切られている長さではなく図面上「L」と表記されている部分が呼び長さになります。
上図に掲載した形状以外にも特殊品を含め、多くの種類があります。
頭部形状
代表的な頭部形状は以下になります。
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小ネジの中でも最も多く使用される形状で頭部の高さがある為、ドライバーとかみ合いやすいです。 材質や表面処理、長さなど、最も選択肢が多い形状です。 単体でも使用されますが、平座金、ばね座金と共に使用されることも多いようです。 |
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なべ小ネジに比べて頭部外径が大きく、頭のアール形状が滑らかで締め付けた時にねじ外観が目立ちにくくなっています。 頭部外径が大きいため、なべ小ねじと比較して緩みにくく、座金を使わずに単体で使われることが多いようです。 外観上の理由で選ばれることもあります。 |
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台形の上の部分が少し膨らんだアール形状になっています。 頭部外径の大きさは、なべ小ネジより大きく、トラス小ネジより小さくなっています。 トラス小ネジと同じく頭部外径が大きいため、なべ小ネジと比較して緩みにくいです。 トラス小ネジよりも若干外径が小さいですが、台形形状のため外径部の厚さがあり、強固なイメージになっています。 座金を使わずに単体で使われることが多いようです。 外観上の理由で選ばれることもあります。 |
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見た目は六角ボルトに近いですが、ボルト程強度がない場合が大半です。 上面が少しへこみ十字穴があるため、スパナでも、プラスドライバーでも使えることが最大の特徴です。 単体でも使用されますが、平座金、ばね座金と共に使用されることも多いようです。 |
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ねじ締結面からねじ頭部を出したくない場合に使用します。 ねじ締結面にザグリ加工(皿もみ)と呼ばれる加工が必要です。 締結面に何か接する物がある場合や、締結面に凸部を作りたくない外観上の理由で選ばれることが多いようです。 |
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基本的には皿小ネジと同じ用途ですが、皿小ネジの頭部先端が膨らんでアール形状が付いています。 アール形状の部分がねじ締結面から少し出るデザインのため、外観上の理由で選ばれることが多いようです。 |
＜ 頭部形状の大きさ比較 ＞
頭部穴の種類
| 穴形状 | 説明 | 商品名の記載例 |
|---|---|---|
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プラス 
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小ねじでは一番多く使用される頭部穴形状で十字穴と呼ばれることもあります。 プラスドライバーを使用して締結します。マイナス形状に比べてドライバーがかみ合いやすく作業性が良いのが特徴です。 |
商品名の記載例： (＋) |
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マイナス 
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すりわりと呼ばれることもあります。 現在は作業性の関係からプラス穴より少なくなってしまいました。 マイナスドライバーを使用して締結します。 |
商品名の記載例： (−) |
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プラスマイナス 
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プラス穴の十字の一方の溝が長くなっています。 プラスとマイナスどちらのドライバーでも使用可能な穴形状です。 |
商品名の記載例： (＋−) |
小ねじのネジ山規格の種類
| 説明 | 商品名の記載例 | ||
|---|---|---|---|
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メートルネジ （ 並目 ） |
並目 |
日本では一番多く使用されているネジ山の規格で普通は何も表記されていない場合はこのメートル並目になります。特別な理由がない限りメートル並目以外を使用する機会は少ないです。 |
商品名の記載例： (記載なし) |
|
メートルネジ（ 細目 ） |
細目 |
メートル並目に比べてネジのピッチ(ねじ山の間隔)が狭い規格になります。 メートル並目に比べて緩みにくく、締め込み易いことが特徴ですが、一般的に流通している製品では寸法や形状の選択肢が広くありません。 |
商品名の記載例： |
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ユニファイ （ 並目(UNC) ） |
並目(UNC) |
米国のネジ規格でインチネジと呼ばれたりもしますがウィット規格とはネジ山の角度が違います。UNCの場合は並目となります。また呼び長さもインチで表現されることが多く１インチ≒25.4�个箸覆蠅泙后� |
商品名の記載例： |
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ユニファイ（ 細目(UNF) ） |
細目(UNF) |
UNCと同じく米国のネジ山規格でUNC(並目)よりピッチ(ねじ山の間隔)が狭い規格になります。 メートルネジの細目と同じ特徴を持ちます。 |
商品名の記載例： |
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※ ユニファイの頭部形状は独特の規格があります。 なべ形状は「PAN」、皿形状は「FLAT」と呼ばれるものがあり、メートルネジの頭部とは若干寸法が異なります。 特に「FLAT」は皿状のテーパー部角度が異なるのでご注意ください。 |
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ウィット |
イギリスのネジ規格でウィットホースとも呼ばれます。図面上ではWと省略される事がほとんどです。 |
商品名の記載例： |
|
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旧JIS規格ねじ |
旧JIS規格で現在ではほとんど使われなくなったねじ山の規格です。通常のメートル並目ねじと締結しようとしてもはまりませんので注意が必要です。 |
商品名の記載例： |
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左ねじ |
逆ねじとも呼ばれ、左に回すと締まる方向にねじ山が切ってあります。 |
商品名の記載例： |
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